老いのひとこと

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二番煎じもいいところだが2015、4、29日発信文を読み返してみた。


遅ればせながら八ケ月後の本日漸く裏打ち専用紙を入手したので大雅堂3代目「清亮」の二羽鶴の画を手直しいたし修繕することにした。


好い加減なもので剥がれた箇所を糊付けし虫食い部分には裏から用紙を宛がいアイロン掛けしたに過ぎません。


それにしても、何せ文人画の大家「池大雅」の孫弟子になる「清亮」の手による大作なのでそりゃ気が引けても仕方がない。


「清亮」の実父である「月峰」があの「池大雅」の愛弟子であったのだという。


でも特段、衆目に晒すわけではない、おのれ一人だけの狭い空間にてわたしだけが愛玩する程度の話ではないか世話ない事です。


ただ、金澤城の櫻屋とはこれ一体何物ぞ、また理兵衛なる人物とはこれまた一体何者なるぞ。


此の二つの宿題を果たさねばなりません。


県立美術館秘蔵の「清亮」作の富貴樹上双鳥図を勝手に拝借し掲載してしまいました。


 


此の際、鶴亀算でオツムを鍛え手前が手直しした「清亮」の掛け軸を愛でながら「鶴は千年亀萬年」にあやからねばなりません。



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          富貴樹上双鳥図