老いのひとこと

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いそいそと日曜会稽古へと赴く。


辺りには根雪どころか残雪すら見当たらない。


でも、北陸には珍しく獅子吼颪の空っ風は冷たく痛い。


道場では少年剣道の試合中で観覧席も大勢の人で賑わう。


マナー抜群で野卑な声援は全くなくシーンと静まり返った館内に試合者の掛声だけがけたたましく響き渡る。


綺麗な技には一斉に拍手が沸く敵味方なく美技を褒め湛えていて気持ちがよかった。


地元鶴来と小松蕪城の混成チームと対するは宇ノ気の大崎チームの対戦でとても見応えある好試合でした。


混成チームは善戦むなしく僅差で敗退はしたものの


強豪宇ノ気剣道の胸を借りるつもりで勇猛果敢に掛かっていてとてもよかった。


でも、どうしても対等に打とうと前には出てはいるが手打ちで打突が軽い。


悪く言えば中てるだけの刺し面のようで振り切る動作が少し乏しかった。


片や、大崎の子は手の内がしっかりしていて剣尖が鋭く動き打突後の姿勢と残心もさすがであった。


 


観戦するが面技はともかく小手技を見逃していた。


試合勘からも遠ざかっているし年齢も重なり素早い出小手には視力が追い付いていけなかった。


少しばかりは空しき悲哀感を味わいました。


でも、申し分のない目の保養となり得る素晴らしい場面をたくさんいただきました。


小学生ながらも技は凄く冴えていた。


ならば、併せて正座と座礼の仕方やご挨拶の仕方にも剣技以上に気を配った方がもっと良かったのではないでしょうか。


そんなことを感じました。