老いのひとこと

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先日のこと、何時もの得体知れぬ大阪の不動産屋から電話が入り例の物件の情報をそれとなく探ってきた。


大阪の息子のマンションが子供たちの成長と共に非常に手狭になったので此の際買い替える話がでていた。


そのマンションの購入時に息子の連帯保証人はわたしではなくわたしの家内が名義を貸していた関係上再三再四此の大阪の不動産屋から何か好い匂いを嗅ぎつけ触手を伸ばして来るのです。


田舎の年寄りだと馬鹿にして常識はずれの買値を付けて手放さないかと執拗に勧誘する訳だ。


田舎者のばあさんなら騙せると見込んでめとにする悪辣至極な業者であるは見え見えではないか。


 


受話器を取ったわたしは「お蔭さまにて只今1000万円の買い手と目下商談中だと嘘吹いてやった」すると何んとその業者たるや今迄は400万にチビッテいた金額をその1000万以上を提示するので是非その物件を当社へ譲ってくれないかと開き直ってくるではないか。


気味が悪くなったので体良くボケ老人を装って電話を切りました。


くわばら桑原、二度と再び大火傷はしたくはない。


胆に銘じて、危うきには近付く勿れと繰り返すのみなのです。