老いのひとこと

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兎にも角にも此の世は住みにくい。


家内が素っ頓狂な声を荒げて新聞記事を見たかと云う。


見れば確かに心当たりがある。


「『安くなる』と勧誘、実際は…光回線契約でトラブル9400件」の見出し。


まさに図星、絵に描いた放物線通りそのものずばりではありませんか。


いやいや、しかしチョイと待てよ総てがそうとは限らぬだろう。


中には善意の良心的業者も混在するだろうと逸る気持ちをぐっと鎮めて送付された書類に目を通す有り様なのです。


確かに、お客様IDとかネットに接続するためのアカントとかパスワードが記載される。


細かい活字の約款のような規約集もちゃんと添付されPCで会社名を検索すれば間違いなく此の世に存在する幽霊企業ではなさそうだ。


後は月末に舞い込むであろう請求書の中身次第だ。


今更、じたばたしても後の祭り成り行きを見守るしかなさそうだ。


 


間もなくして、又しても家内から甲高い叫び声が轟き渡る。


ただでさえ少ない年金支給額が減額されているではないかと大変な剣幕だ。


見れば確かに二万五千何がしが差っ引かれている。


その理由付けは昨年末に扶養親族の申告書を提出しなかったペナルテイだと判った。


自業自得、此のわたしに落ち度が       あるは明々白々、


泣くに泣けない此の不条理さに何んとも此の世は住みにくいものだとつくづく実感いたすのです。


 


申告書の再発行を依頼しようにも土日休日で如何ともし難いのです。