老いのひとこと

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これは最寄りの中学校の校章です。


左右対称形ではなくとてもユニークで奇抜な紋章にみえる。


此の図案の由来とか謂われを知りたいと思い其の学校に赴いた。


実は此の訪問には大きな躊躇いがあったのだが敢えて勇気を振り絞ったのです。


と云うのも30年ほどむかしの頃にわが愚息の事で


此の学校の校長室に呼び出されこっ酷く油を搾られた苦い思いが甦り二の足を踏んだわけなのです。


でも、その思いとは裏腹にあの往時のお部屋を今一度垣間見たい気にもなってノコノコと出向いたのでした。


ところが、時代は変わりセキュリテイ重視が全面に出て厳重な施錠で扉は開くはずがありません。


インターフォンで要件を告げるのだが取り継いだ事務官は連れなくも只今は会議中に付き応対するものは誰も居ないとまるで小役人根性丸出しの返答ではないか。


再度フオンを通して御校の校章の簡単な謂われを一言で良いので教えてほしいのだと哀願すれば待つ事数分にして漸く御二人の御姿が現れたのです。


世の中狭いものです、其のお一人は地域の少年野球チームの監督さんだったのです。


「ヤー、たかはしさん」の御声でようやく嫌疑が晴れたも同然だったのです。


今様のインターフォン・テレビドアフォンであったのでしょう玄関先に立つ風采上がらぬ如何わしき風貌の年寄りを見て中のもの皆厳重警戒態勢を張ったのでありましょう。


当日は好天だったので素足のサンダル履きにニット帽を深々と被りよれよれズボンに薄汚いジャンパー姿なので怪しまれても仕方がなかったわけだ。


来訪中のEgawa監督の証言で疑いが晴れたのでありましょう。


 


県鳥イヌワシが雄々しく羽ばたく雄飛の姿なのだと解説されたのです。


ふと、思い付いた。


次なる創作は此の校章と校歌を陶板にしてみたら面白かろうとそんなことを思ったのです。