老いのひとこと

イメージ 1



昭和維新のころの娘身売りを髣髴させるような土鈴仕立ての土人形がようやく焼き上がった。


でも、あえ無く大失敗に終わってしまった。


施薬が稚拙であったがゆえに当初のイメージが完全に損なわれてしまいました。


あどけなさの残るなか苦節に耐え忍ぶ凛とした風情を出したかったが駄目でした。


透明釉をかけてから艶消しの為にスポンジでぬぐい取る作業が実に雑であったがゆえの結果でしょう。


不純物が付着しあばたの様に浮き立ちせっかくの器量よしが台無しになってしまいました。


のみならず、土鈴の玉が壁にくっ付き散々な目にあったが苦労の末鈴の音だけは復元できたようだ。


それが思いの外、軽やかで心地よい響きを発してくれるではないか。


土鈴としての効能は抜群だったのでわたしは救われました。


大いに納得いたし自慢作の一つに数えることにいたそうよ。


静止画像ではなく音の出る動画に編集できぬものだろうか。