老いのひとこと

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いつもの竹藪で今日もカモシカ君に出会う。
特に曇天の夕暮れ時にはよく見掛けるようになった。
此の竹藪一帯を縄張りにした特別天然記念物ニホンカモシカ君一体が此処を住処に居付いたようだ。
習性上個体で生息するらしいので決してはぐれ孤児ではなさそうだ。
その内にはひょっとして親子連れ、夫婦連れで姿を見せて呉れるかも知れません。
その内何時の日にか気を利かせてサービスして呉れるはずだと願うのです。
6年ほどの寿命でその間一夫一妻制を守り切る律儀ものであるらしい。
物怖じすることなく清純なまなこでじっとこちらを凝視しつづける。
野生動物には珍しく好奇心強く近くにいる人間を恐れることを知らない。
況してや人間に危害を与えることはないという。
 
此の額四峠の一角が市民の憩いの場にでもなればよいではないか。
願わくばカモシカ君に危害を与えるような不届き者が近付かないように希うしかない。