老いのひとこと

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弥生三月いよいよ春到来です。


冬眠から目覚め高尾中央公園の桜の木の下の所定の位置に立つ。


一平米ばかりの僅かな空間を我が専用として契約す。


柔らかい芝の感触が甦る。


 


「桜下に冠を正す」


実にクダラン洒落にもナラン


未だ堅い桜の小梢でシラケ鳥が一羽鳴いている


 


桜の木の下で毛糸の防寒帽を深々と被り直しオイチニオイチニ


凍える指先グローブはめてオイチニオイチニ


猫背を伸ばしてオイチニオイチニ


よたよたおたおたふら付き乍らのオイチニオイチニ


息を弾ませ白い息吐いてオイチニオイチニ


 


高尾連隊の連隊長さんと副連隊長さんより直々の笑顔のご挨拶をいただく。


早朝の澄んだ空気と相俟って何と気持ちの良いことか。


久し振りに早起きしてオイチニオイチニ


今日はどんな三文の徳が舞い込むやら。