老いのひとこと

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ヘクソカズラと云う植物がいる。


漢字で表わせば屁糞蔓となる。


踏んだり蹴ったりのダブルパンチを食らったも同然、何ともはや大変な憂き目を背負うヘクソカズラ君です。


ワルナスビ君同様招かれざる客人に違いない。


その招き入れたはずもないヘクソカズラ君が我が侘び所帯に何時の間にか平然と棲みついたではないか。


同病相哀れむの類なのでしょうか、嫌われ者同士が寄り添うように同じ館に棲みついたような気がしてならない。


 


万葉歌人高宮王( たかみやのおおきみ)が詠んだ和歌があるという。


「かわらふじに ()ひおほとれるくそかずら 絶ゆることなく宮仕 ( みやづかえ )せむ」に因んで


「あばら屋に 這い広がりしくそかずら 絶ゆることなく妹と住むらむ」と読み替えた。


 


此のクソカズラ君の根元にヤクルト400LTを肥料代わりに与えれば必ずや屁や糞の嫌な臭い匂いも消え去ること必定なりと戯言をいう。


太古の昔より我が国土に自生するヘクソカズラ君、誰に遠慮することなく平然と屁や糞の匂いを振り撒いてください。


我が家にては一向に構いませんのでどうぞ心置きなく居着いてください。


国土草木 悉皆成仏 という。