老いのひとこと

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今日は初稽古の日、行けずに残念至極。


行けなかったことが口惜しいとは此れ如何に。


 


慣例の初稽古にみなと共に席を同じゅうする事にはある意味大きな意義もありましょう。


しかし、今や老域に達し況してや足を引き摺るものが果たして如何ほどの意義がござろうことか。


それは単なる安っぽい見栄に過ぎなかろう。


卑近なる功名心をくすぐるだけの行為でありましょう。


好い( つら)して生き恥をかくより潔く辞退し身を後ろに退く判断は自分なりに賢明だった。


決して負け惜しみではない。


他人の外聞を気にするよりおのれだけの世界を充実させればそれで充分。


 


黙して語らず、只ひたすら黙々とふれあい体育館の片隅で、さあ走禅に片足立禅、鼓禅と反り禅に独り精を出すことにしよう。


背伸びしても仕様がない身の丈に合った生き方が一番だ。