老いのひとこと

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10月28日の日曜日に五木寛之さんの講演会が白山市で催される。


「今を生きる力」の演題で話されると云う。


どう生きればよいのか戸惑う多くの者たちには素晴らしい指針を授けてくださるはずだ。


定員が1200名で先着順だとある。


その入場整理券を10月2日の午前9時より配布するとの案内を受けた。


その当日にはわたしはいそいそと鶴来文化会館クレインへと赴いた。


ところが時間に合わせて参ったのに数人の御方が浮かぬ顔をして屯する。


そこには中年の男性が豪い剣幕で噛みついている。


若い受付嬢は青い顔をして立ち竦む。


「パンフレットで時間を指示しながらチケットはもうない」とは一体これは何事だ。


「市の吏員なら説明しろ」説明できぬはずがない。


黙っているとは何事だ、「担当部署は何処だ、責任者は誰だ、名前を言え」と矢継ぎ早に嚇し文句を畳み掛ける。


「此処は場外馬券売り場ではなありません」


「紳士なら紳士らしく振舞いなさい」


と中に割って入ろうかとも思ったがやはり勇気がない。


「御礼参り」がないとも限らない、やはり怖い。


義侠心だけでは敵わない「しっぺ返し」に遭えば無様だ。


「君子危うきに近寄らず」の教えに従い事の成り行きを傍観するだけでした。


情けなくも口惜しい限りではないか。


 


わたしは紳士ぶって傍聴席は設けてありますか、モニタテレビは準備されますかと質してみたが未定だと云う。


若しもそれが適うようならばメールを入れてくださいと自分のアドレスを受付嬢に手渡して参ったのです。