老いのひとこと

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無断掲載



NHKとは言え滅多と剣道を扱うことはない。


それが偶然にもお目に掛かれた。


剣道日本一の西村英久選手の素顔に接することができとても幸運だった。


嵐のメンバー相葉さんが相方で風船割りを演じたりして弥が上にも剣道が盛り上がっていた。


とても根明な九州男児で小手技は天下一品、此の西村選手の右に出る者はいない。


大先輩内村良一選手ですらお小手を2本連取されている。


お見事な飛び込み小手の場面が何度も繰り返し放映されていた。


頑強な三九の竹刀がまるで弓のように撓るではないか。


あの打ちは生半可ではない打突部分を強烈に捉え手首は瞬時に斬り離され素っ飛んでいる。


あの西村選手の蹴り足左脹脛の棍棒のような筋肉の塊が全てを物語る。


其の左蹴り足から発せられた打突エネルギーが瞬時にして竹刀物打ち部位から放出される。


きっと冴えある打突ゆえ痛くはなかろう、小気味よい打突音と共に審判の旗は一斉に挙がるのでしょう。


ただやみ雲に打つに非ず絶妙な誘いの手、鋭い気攻めに合い内村選手は先を取って面にいった、其の起こり頭を出小手に見事に仕留めた。


目に見えない両者の駆け引き攻防の妙が0コンマ0何秒の刹那に展開されていたとは恐れ入る。


美しくもありまさに芸術そのものではなかろうか。


それ故に剣道は武道の中でも筆頭格に位置しよう。


3日には二連覇を掛けての好試合が披露されますよう期待します。