老いのひとこと

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水に流そう


川はゆったりと流れる


 


此の川のみずをしばし眺む。


「覆水盆に返らず」というではないか。


済んでしまった事を何時までもくよくよ詮索するな。


決して男らしくはないぞ。


詮無いことではないか。


前向きに建設的に生きましょう。


何もかもきれいさっぱり水に流そう。


 


その時、孔子さんがそっとわたしに耳打ちしてくれた。


とても有り難い善い言葉だった。


背筋がぴーんとしたではないか。


 


「人のおのれの知らざるを憂えず、おのれの能無きことを憂う」


好いことばではありませんか。


お前さんは他人様から疎んずられ無視され評価されなくて思いわずらってはいけません。


それよりも自分の至らなさに魅力の無さに気付き先ずはそのことを憂った方があなたらしいですよと背中を押してくださった。


 


素直にその通りだと思える自分がそこにいたではないか。


 


墓じまいもいいじゃありませんか。


これは必要悪とでも云うのでしょうか。