老いのひとこと

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(とり)が取り持つ縁でヤッさん農園の住人として


家庭菜園の醍醐味を随分長い間味わわせて戴いた。


野良仕事の労苦は並大抵ではないが必ずや報われる。


実りの果実を手にすれば苦労が消し飛んだ。


収穫の歓びが最高のメリットでした。


ところが園主たるヤッさんは膝を患いそれが思いの外重篤で一か年以上にわたり畑には姿を見せられない。


その代わりにご子息が本格的に花卉栽培に取り組まれる気配で盛んに機械を作動なさる。わたしは肩身が狭い立場に追い遣られてしまった。


今のところ立ち退きを宣告されたわけではないが此の際先を読み今年の茄子キューリ作りは潔く断念いたし耕作放棄を宣告する意思を固めた次第なのです。


肉体的苦痛や負担は厭わないのだが恐らくは大きな精神的ダメージが襲い来ることを予測しわたしは先手を打っことにした。


長い間お世話になり有り難う御座いますと地主さんには頭を大きく下げて参りました。