老いのひとこと

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枝くんは次のクラス会の会長さんに立候補しようと意気込んでいます。

枝くんにしたら仲間みんなと力を合わせなくてはとてもじゃないが勝ち目なんかありゃしない。

ところが同じ仲間の玉ちゃんと連くんは枝くんが最近になって志ちゃんと仲良く遊んでいるのを見て何となくこころ穏やかではない。

つまり仲間割れしそうになってしまいました。

困った枝くんは思い切って玉ちゃんと連くんに告げました。

これからは余り志ちゃんと仲良くしないようにするので玉ちゃん、連くんどうぞよろしく僕を応援してねと頼んだのです。

ところが正しいことをはっきり主張できる志ちゃんが居なくては枝くんはとてもじゃないが立候補できない事を解っていながらどうして強がりを口にしてしまったのだろうか。

 

 

(枝くんは元より玉ちゃんも連くんも幼子同然で全く呆れるくらい大人げがない。

此れではダメだ、クラス会長の夢なんて単なる空念仏し過ぎぬではないか。

呆れたものだ。

それに引きかえ志ちゃんはとても冷静で見事大人の対応ではないか。)

 

 

でも折角のチャンスを無にするのも口惜しかろうから此処は市民代表の世話役の山先生に仲介の労を執って貰い枝くんに志ちゃん、玉ちゃん、連くんの四人でどことんまで話し合い仲良く協力し合い助け合う間柄を作り上げねばなりません。

何よりも玉ちゃんと連くんは志ちゃんをよく理解し志ちゃんがそんなに怖い子ではないことに気付いて上げて欲しいなあ。

四人で力を合わせて枝くんを次のクラス会の会長になれるようにみんなで仲良く頑張ってほしいものだ。