老いのひとこと

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八月は公民館の陶芸教室も夏休みに入る。

夏休みなら当然宿題が伴う、いわゆる一人一研究が課せられよう。

わたしは此の自由研究の題材に躊躇なく「吾唯足知」を選んだ。

再挑戦することに決めた。

前作以上の作品に仕立ててある程度は年季が入ったことを実証しなければならない。

何事にも学習効果というものが在ることを示さなければなりません。

粘土細工は時間との戦いになる、慌てふためくように手際よくしかも段取り正しく作業を進めなけばなりません。

むたむたしていてば勝負にはなりません。

だから真剣な心構えで作陶に挑まなければなりません。

其処が堪らないほど楽しい陶芸が持つ魅力と云えましょう。