2022-01-04 老いのひとこと 今年の正月も孫たちに逢えなかった。 関空勤務の一番孫は2月帰省に日延べしたと云う。 二番孫は看護勤務が大変らしい。 大阪の孫たちはオミクロンでそれどころではない。 それでも金沢にいる二人の息子たちがおふくろの味を慕ってやって来てくれた。 6人で御膳を囲むことが適い家内も満足そうだった。 歯無しの権兵衛はと云うと焼酎をちびりちびりと舐めながら専ら藤沢周平さんに首ったけだ。 内野聖陽演じる「蝉しぐれ」を深夜零時過ぎまでかぶり付き、 次の日は北大路欣也さんの「三ツ屋清左衛門残日録」に心地よく見惚れていた。