老いのひとこと

 

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6;30に有志が集う公園の掲示板に張り紙を見た。

見ればプーチンへの想いが綴られる。

兵士たちにはみな夫々父母がいて妻が居て子も居よう。

家に残される者たちを悲しめないで欲しいとプーチンへ停戦と撤退を懇願している。

此の筆者は今以って父の出征から77年経た今でも生還することを日々願っているのだという。

家族への情感から滲み出る反戦非戦の心情の持主である事を知った。

決して好戦主義者ではない戦争を是認する愛国的国家主義では絶対あり得ないことを確信した。

 

実は此の張り紙の主がラジオ体操を主宰される世話役で在られることを知った。

わたしは即座に思い立った。

どっちみち古紙として回収され反故にされる代物には違いないのでわたくし所蔵の戦争に関する種々雑多な資料をDEGUTI氏に寄贈することを決断した。

ただ記録写真「原爆の長崎」と丸木夫妻の「原爆の図」は我が手許に留め置くことにした。

 

早速奥様共々感謝の意を述べられとても嬉しかった。