2022-06-17 老いのひとこと アメリカのビフテキは分厚く大きいだけが取り柄で余り戴けない。 ニュージーランドのロブスターもただ大きいだけで味も粗雑で緻密な舌触りを余り感じなかった。 第一ザリガニの化け物を食べても余り乗り気にはなれない。 本日は千載一遇のチャンスに恵まれ味処「宮川」で「シータイガー定食」に在り付けた。 シータイガーはザリガニの仲間ではなく本物の巨大エビで例の養殖物のブラックタイガーの天然物だという。 南太平洋ニューカレドニア島沖合で漁獲した獲物を超低温冷却器で保管した珍品なんだと云う。 蒸し焼きされた逸品には流石に圧倒される。 赤道直下の紺碧の大海原のうねりと潮の香りが目の前に届けられた。 身の引き締まった淡白なお味は天下一品と言えましょう。 贅沢な昼の一時であった。