2022-06-19 老いのひとこと 連日のドジ連発になる。 今日は釉薬掛けの日、桶の前でまるで腫れ物に触るかのようにビビった手を差しいれる。 其の内攪拌ヘラや柄杓の扱いに少しは慣れてきた折、アメ釉の柄杓を水洗いしようと蛇口へ近寄る際に不注意にも雫が一滴事もあろうに透明釉の桶の中に落とし込んでしまったではないか。 さあ此れは一大事、仲間たちが一斉に寄って集って大騒ぎ、行き成りハチの巣をつついた様相に相成った。 新米の年寄りに付きご勘弁を願いますと只ひたすら頭を下げるしかなかった。 幸い機転の利く賢明なるお方が居られて其の混濁した飴色の廃棄物を「使わせて戴きます」と引き受けてくださったのです。 しらけた場面をものの見事に好転させ救って呉れたのです。 立派な心掛けのお方に感謝申すばかりです。