老いのひとこと

お姉ちゃんたちには待望のキッズ携帯が宛がわれたらしいが小3の私にはまだなのですとママさんの携帯からラインが入る。

情報化時代の申し子たちは何の抵抗もなくスマホを操作する。

満点のテストを得意気に転送する。

 

あれやこれやと応対すれば必ずや間髪を入れずに返答が入り放置するわけにはままならず際限なく嬉しき悲鳴を上げっぱなしだ。

其処へ以ってお姉ちゃんたちからのSMSが入り此の対応にも此れまた天手古舞だ。

やれ運動会だ、ダンスの振り付けだ、応援リーダーだとその応対に息を継ぐ暇もない。

此れではボケる暇もない、此れほど幸せなことはないではないか。