老いのひとこと

何日振りかで石踏み修行へお出掛けした。

寒波襲来の予報はどうも誤報らしく差ほどでもなさそうだ。

ところがどうしたことか下界では雪がないのに石踏み修行道場はまるで根雪の如く固まり居る。

冷たさに痛さが覆い被さり、痛さの上に冷たさが倍加して感覚麻痺致せり。

其れでも欲張って二巡せり、不思議なものだ背中にはお灸をすえたような熱気をおぼゆる。

 

 

夕方5時より家族会議、生憎大阪の三男はコロナの所為で参加を見合わせた。

本家の墓をわたしが引き継ぎ、わたしの墓は次男が引き継ぐ素案を話し合う。

親の扶養や介護の事、リビングウイルの事、

わたしの葬式の喪主は長男に頼む事や遺産相続等々に一族皆のものよりほぼ了解を取り付けた。

一番孫には高橋家由緒書と脇差友重の後世への伝承を依頼した。

 

これにて終活への大まかなる筋道が整ったようだ。

枕を高くして休めそうだ。