老いのひとこと

歯の定期検診の案内状が舞い込む、無視しても好いのだが歯石除去等歯の掃除の必要性にかんがみ行かざるを得ない。

掃除を行えるだけの保有本数が在るだけ有り難く感謝いたさねばならぬのかも知れない。

掃除が終了し医師による確認作業が始まるや否や二カ所に埋めモノを致しますとの指摘がくる。

放置すれば虫歯ですよと手鏡を差し出す。

イヤ必要ありません取り止めますとはなかなか言い辛い、

そんなことは通常言えたものでは無かろう。

治療日を二回にわたり予約を入れさせられた。

 

前下歯の右端には歯間ブラシが入らず既に何かが詰められていると言えども委細お構いなしに新たに何かを埋め込む作業が始まった。

治療が終わり既存の入れ歯と照合することなく三千円なにがしの治療代を支払わされた。

何かしら合点が行きかねるどうしても納得が行きかねる。

在ってはならぬことだが医師への不信感が募る、風船球のように膨らむ。

案の定予期した通りの症状が直ちに顕われたのだ。

掛け替え無く貴重な下歯右奥の親不知に違和感を察知する。

入れ歯の樹脂の部分と合致しない、擦れ合い少し痛い食餌に不都合を痛感する。

耐え難い痛みではないしろ気分すぐれず口内の異常あきらかなり。

此の異常訴えれば間違いなく入れ歯の新調を迫り来るは必至だ。

一度高じた信頼感の喪失は不幸が不幸を呼ぶ。

 

全幅の信頼を寄せる長尾和宏先生、養老孟司先生、和田秀樹先生の諸先生方迷える老羊にどうぞ救いの手を差し伸べて戴けませんでしょうか。