2024-06-25 老いのひとこと 無断掲載 心残りが二つあった。 一つはガンジス河畔のヒンズー教の聖地ベナレスを此の目で視ること、もう一つはアウシュビッツ収容所を此の目で確かめたかったことだ。 残念だがもう適うことはあるまいがベナレスの地にて終焉の地を迎えるは此れぞ本望となりと云えまいか。 而して、今考えればアウシュビッツヘの執着心は消え失せた、むしろ拒否したい、見学する歴史的価値が喪失したに等しい。 今やベンヤミン・ネタニヤフとアドルフ・ヒットラーが二重写しに重なり此の両者は同一人物に成り下った。 ホロコーストで犠牲となった600万のユダヤ人の御魂は何処へ逝った、霊魂は路頭に迷い浮かばれはしまいぞネタニエフの愚行よ。 最早ヒットラーと化したネタニエフよ、貴様は人非人だ、いや人に非ざる畜生以下だ、恐るべき餓鬼だ。 ネタニエフよ貴様は悪魔の使者だ、茶の間に地獄絵図を齎しなお平然と開き直る。 ガザの惨状にはただ目を覆うばかりだ、余りにもむごたらしい此の世の終わりではないか。 名著ワルソー・ゲットーに著わされる凄惨なる挿話の数々も全て帳消しに為り兼ねない此の人物の愚かなりし蛮行は即刻停止させねばならない。 ガザでの犠牲者が三万五千を超えるのを前に今「間もなく終了」を報ずるが「時既に遅し」と云えまいか。 何とも虚しい限りだ。