老いぼれへぼ剣士の夕雲考《64》

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暗黒の中に一脈の光明を見つけ出さんと、心に新たな剣術をイメージし、知的な生命体を真摯に鋭く追及し、すごい叡智を働かせたのが針谷夕雲ではなかったでしょうか。
 
 
 
『夕雲流剣術書』ーはじめに(19)
 
 
 
小出切一雲のこと=その11
 
 
『相抜け』の存否は兎も角として、剣技としてその存在価値が有るのか無いのか、有効なのか無効なのか、認可されて然るべしとするのか認可するに当たらない代物なのか、そんなことは此の際問題ではない。
わたしにしたら、どちらでよいことなのだ。
何はともあれ、針谷夕雲は掴みようのないとてつもなく大きな「相抜け」という大技を世に問うたことだけは間違いなさそうだ。