老いぼれの中国紀行《2》

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中国紀行

 ② おのれの存在を過大に誇張してでも主張することは、この国の国民性の表われに違いない。
中国人同士のごく普通の会話にしても、傍から見れば罵声を浴びせながらの口論のようにすら映る。
ぼそぼそと聞き取れない言葉で曖昧なコミュニケーションしか取れない私ごとき日本人には鮮烈なる教訓として見て取れたのである。
 この国の母親が幼きわが子に対する躾けや注意の言葉にすら妥協することなく実に厳しい。        
一人っ子政策を自認するお国柄でありながら、出くわした幾多の母子によるスキンシップの光景には驚かざるを得なかった。
でれでれした甘やかしや放任・無関心さは全くどこにもなかった。