老いぼれの独り言

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辛うじて町会長の職務をまっとうできた。
 それは割振りされた当番表に従ったまでの事、決して本意と致すものではなかった。
 それにしても傑作だった、当初は勢い込んでしゃしゃり出て無闇やたらと拍子木を打ち鳴らし駆けずり回った。
 安眠妨害のお咎めやら、だんだん物笑いの種となってきたのでみずから辞めざるを得なかった。
 
 茹だるような酷暑のさなかマムシ騒動を突発させてしまった。
 ことさら、自己申告いたすまでもなく「三猿の教え」に従い「嘘も方便」の格言通りに口にチャックを致すべきであったのかも知れない。
 
 町内の世話役の立場上、真っ正直に構えたことが自ら墓穴を掘ってしまいました。
 警察沙汰にまで発展し真実手をこまねいてしまった。
 
 お巡りさんは迷えるか弱き庶民の味方となって手を差し伸べてくれるものかと思いきや、どうもそうではない事を知らされしょんぼりさせられた次第なのだ。
 この齢になって辛辣なる社会勉強をさせていただきましたよ。
 流言飛語が猛暑の枯野に火を放ったように遠くにまで蔓延しましてね。
 その発祥源を突き詰めてみれば何と驚くなかれ飛んでもない事実に遭遇したりなかなか大変でした。
 
 ところが、「人の噂も七十五日」の例え通り秋口には消え失せてゆきました。
 
 昨日には、総会も無事終え全てお開きの時を迎えた。
 
 「よっ ご老体 大変でしたね」
「ご苦労さん」の労いのお声を幾つも頂いたので今朝の目覚めは格別でありました。  
 「冥土へのお土産」が手に負えないくらいに多くなりましたので此れも斷捨離いたさねばならないと思っております。