老いぼれの独り言

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今年も高校生に紛れ込んで弓道教室に入門いたしました。
講師の先生から教材として梓弓の実物が提示され縄文の昔からの関わりを分かりやすく解説される。
おまけに、ピタゴラスの定理黄金比率のお話しまでにも話題が及んだのだがむかし高校で学んだ幾何のお勉強はもう既にとっくに消え失せていたことに気付いた次第だ。
7尺3寸の並寸和弓の把手の位置がまさに黄金比で案分されるのだという。
わが国独自の此の大弓は卑弥呼の時代に既にあったのだと彼の魏志倭人伝によって証明されているのだというお話しだった。
未だ、絹の道と称する東西文化の交流が無いのに古代ギリシャ時代のピタゴラス黄金比智慧邪馬台国卑弥呼の元に伝授されたのか。
おそらく、ピタゴラス級の頭脳明晰なる人物がわたしたち倭人の中にも居たとしか考えられない。
何とも微笑ましい事ではないか。
天晴れとしか言いようがないではないか。
この様にして弓への興味・関心を呼び起こそうと講義内容がだんだんと深まりいくのをたじろぎもせず聞き入る高校生の姿に非常に感心した次第なのだ。