先日は流会となった例の野外昼食会のチーフのお方から今回もお誘いの連絡をいただいた。
陶芸教室の窯仲間同士で同じ釜の飯を食べようという粋な計らいの主謀者でいられる。
予てより絵手紙の先生として同好の士たちを手懐けていられることは窺がってはいたのだが本日はとても意外な内幕をお聞きするに及び随分魂消てしまった。
腰を抜かすに等しい大きな衝撃が走ったのでした。
何せ、此のお方は只者ではないとは薄々感じていた。
速記術を修得したかのように講義中の要点を手際よくノートされる驚くべき技量の持ち主であられた。
のみならず、その技量は高度な電子工学分野に及びその地位は国内はもとより国際的にも評価される存在でいられることを今知るに至ったのです。
氏は淡々とした表情で語る。
高橋さん、これは嘘偽りなき話として聞いてほしいと語り出す。
現下には街中の家並みの屋根にはテレビ電波をキャッチするアンテナが林立するが近い将来にはそれらはすべて撤去される時代が必ずや到来するであろうと滔々とした口調で語り続けられたのです。
詳しいメカニズムは不学の徒にはまったく判り辛かったが実物サンプルを目の前に提示され既に一部実用に供されているのだと至って自信ありげなのだ。
斯くも重大な機密事項をわたし如きいかがわしき者に開陳して問題はないのかと云えば全て国内特許は取得済みなのだという。
近々には国際特許も手に入るのだとおっしゃる。
恐るべき人物が目の前にいる。
新進気鋭のベンチャー起業家のイメージがあるが新進気鋭は少なくとも年齢には関係はなさそうだ。
年齢に関係がない事を厭と云うほど知らされたのです。
帰り際に此の一件をわたしのブログにアップしてもよろしいかと問い質せば大いに結構だという。
ただし、宣伝費は出ないぞと高笑いされる。
飄々とした紛れもない一老人に過ぎないが確かに間違いなしの豪傑で居られる。
失礼なので実名だけは伏せさせて頂いた。
地デジ対応アンテナ『ＳＫＹＰＡＮＥＬ』は此処に、まさに世に問わんと劇的デビューを果たす事でありましょう！
