大阪の旅≪4≫

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④美術館よりシャトルバスにてJR安来駅まで出る。


松江までの列車を時刻表を見ながら探していたら突然見知らぬ奥方たちが近寄り行き成り一枚のチケットをまるで押し付けるように手渡すではないか。


よく見れば松江駅までの特急券ではないか。


戴く謂れもない、怪訝そうに問い質せば


“私たちの好意ですのでどうぞ受け取ってください”と先方より逆に懇願されるではないか。


わけを尋ねれば4枚一括購入すれば各々が求めるよりも割安だったのだという。


三人旅故一枚の余分があるので是非お利用くださいと極めてご親切だ。


今時何とも稀有なるお方たちに巡り合ったものか。


安来~松江間の乗車券410円は自動発券機で求めたので窓口では特急券は一人分だけで済んだ。


750円分のご好意を有り難く頂戴いたしたことになる。


処が又してもハプニング、家内は特急料金750円を支払い駅員に特急券を請求するが駅員は頑なに特急券がなくても乗車できると言ってきかない。


言われるままに列車に乗れば案の定車掌さんの検札に引っ掛かり厳しく咎められたのはないか。


車掌さんには直ぐに安来駅に照会し確認を取ってもらう事で其の場は何とか凌げた。


幸い松江駅では家内は特急券なしの410円の乗車券だけで事もなく改札口を通過したのです。


これまた不可思議な出来事ではあったが恐らくは安来駅の駅員さんは車内検札がないものと勘違いしていたのであろう。


無事、松江市内の大橋館にて一夜の宿が叶いました。