老いのひとこと

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鶴来道場での日曜会稽古は此のわたしには次週へのスタート地点であると同時にその週のゴール地点でもある。


わたくしそのものが日曜会稽古に始まり日曜会稽古に終わると云っても過言ではない。


でも年寄りには早い打ちはもう敵わない、もっぱら大きく正しく力強くをモットーにして気合いで打つ。


誰にも負けない大声で掛かるが最後の切り返しに至っては精根尽き果ててて発声も途切れ最早一息の切り返しは難しくなってしまった。


先日のこと、稽古終わってみなが円陣を組んで相互の挨拶の折り塾頭がいきなり“たかはしさん、お幾つでしょうか”と問い質されたのです。


わたしは少々躊躇いながらも“1935+X=2015”と返答いたせば塾頭は“たかはしさん,
Xは80ですね””おめでとうございます、大したものです”のお褒めの言葉を頂戴し盛大なる拍手を贈って貰ったのです。


さすが嬉しかった、ずしっと胸中に感謝の念が込み上げてわたしはこうべを床に摺り寄せて深々と一礼しありがとうございますと申し述べたのです。


此の齢まで曲がりなりにも面を被れるだけでも有り難いのに対等に互角に打ち返して戴けることに深く感謝の念を新たに致したのです。


日曜会稽古に感謝いたさねばなりません。