老いのひとこと

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へまを仕出かして置きながらそれすら失念するに至れば愈々本物かもしれません。


先日のわたくしは未だ本物には至っていないことが判り少し安堵する。


鶴来日曜会の初稽古に喜び勇んで参加した。


此の道場の慣わし通り小一時間ではあるが切り返しと正面打ちに徹し切った。


カラッとした冷気に包まれた今日は一向に汗が噴き出すことはなかった。


気持ちよく稽古を終え道場を後にしたところまではよかったのだがその後にまたまた一大ハプニングを演じてしまったのです。


事もなく我が家に帰りやおら下車しようと助手席に目をやれど我が防具一式が消えてないではないか。


一瞬我が頭の血が逆流した。


鶴来道場に置き忘れことに気付いたのです。


近いと云えば近いが片道20分の鶴来町に命より大切なものを置き忘れた。


武士の魂なんて大外れたことを口する資格は此のわたしにはない。


全く以って情けない。


嘆かわしい限りだ。


何としても実に恥ずかしい。


防具はともかく竹刀袋には大小の木刀に木剣、竹刀に加えて此の日は真剣も携えていたのです。


それをスッポカスなんて考えられない愚か者だ。


剣道を嗜む資格なんて何処にもありません。


実は駐車場まで防具一式を担ぐのが大層なので屋外の片隅に置いて、そのまま積み込むことなく平然と家路に付いてしまったという訳なのです。


途中降雨が激しくなったが幸い鶴来一帯には降らずに済んで大いに助かった。


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