老いのひとこと

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実弟から大根を貰った。


弟は手広く家庭菜園に精を出して居る。


その都度四季折々の旬の野菜を籠一ぱい持ってござっしゃる。


今年は青首ではなく白首でやってみたが不作に終わったと練馬大根を沢山頂いてしまった。


沢庵専用の「練馬たくわん」の種子を蒔いたが此処は関東ローム層のような火山灰地であるはずもなく


巧くいかなかったと弟は嘆く。


成る程、見るまでもなく豪く貧弱ではないか、かと思えば本来の成長を遂げて中太の弩でかいモノも混じる。


確かに不揃いではあるが大根には違いはない、沢庵漬けに致せばその味には変わりはない。


有り難く喜んで頂戴いたしました。


偶々今日は小春日和のタクアンDAY、水洗いし束ねて軒下に吊るしたのでした。


腰をさすり乍らも労働の悦びを味わいながら好い汗を搔かせてもらいました。


 


一説によれば沢庵和尚が晩年には将軍家光より寄進された江戸品川の東海寺に身を置きその折に糠漬け大根を普及させたという。


東洋医学にも長じていた和尚は当時の脚気や鳥目予防にビタミンB1の必要性に気付いていたことになるのでしょうか。


 


さあ、来春の我が家の沢庵漬けの味が楽しみになってきたぞ。