此の21世紀の世に我が家秘蔵の漬物を漬ける家方は最早少なくなったらしい。
我が家内はいつも口癖のようにその様なことをぼやき乍らもせっせせっせと漬物樽や重し石を洗うのです。
今年は畑の出来が豊作だったので材料には事欠くことなく漬けるは漬ける四樽も漬けてくれたではないか。
先ずは浅漬けに次は白菜の糠漬けに大根寿しの麹漬け、そして沢庵漬けとなる。
浅漬けは塩気が強すぎたので糠を全部取り換えたという。
浅漬けよし
白菜の糠漬けよし
ニシンの大根寿し尚よし
たくわん更によし。
みな塩加減は云うことなし、いずれも絶品だ。
実に美味い。
早速、家内は息子たちへ配達するのだと荷造りに暇がない。
大阪へはお孫ちゃんたちへのお年玉袋も添えた。
神様からの御下がりが糠漬けとはさぞかしびっくりしよう。
正月帰省を自粛した臨空タウンで勤務する孫にも届けるのだと張り切る。