老いのひとこと

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他人様のスイカ畑の草むしりに精を出す。


殊更、頼まれたわけではなく自主的に行う。


草をむしりながら此の行為は決して何がしかの見返りを期待しているわけではないのだとおのれに何度も言い聞かせる。


処がまことにその通りかと自問致せば必ずしもそうとは言い切れないところがもどかしい限りだ。


さもしい魂胆が見え隠れし打算的な浅はかなるわが身が其処に在り我ながらうんざりだ。


真夏の炎天下に無償の奉仕活動に汗をかくことは激甚災害の被災地をみなさいよ、極々当たり前ではありませんか。


困っている人を前に献身的に勤労奉仕


迸るエネルギーを発散する姿は実に尊い


ところがわたしにはそれがない。


何かしら不純なものが去来し汚らわしく見苦しい限りだ。


詰まらぬ凡夫は各種各様の煩悩に苛まれつづけるのです。