やはり悪夢が現実のものとなってしまいました。
まるであの和歌に詠われたように今宵の望月はまん丸く欠けることもなく此の夜を照らしつづけるのです。
恐らく今日の記事はペンを持つ手をわなわな震わせながら書かれたものと確信したい。
社説にも勇断を奮い非は非として正論を真っ向ぶちまけてありました。
また一面片隅のコラム記事に目をやれば我ら愚者に寄り添っておもんぱかり諭して呉れる小気味好いお話がありました。
「必ずやしっぺ返しがあるはずだ」と結んである。
しっぺ返しを演ずるのは外でもない我ら愚者に違いありません。
此のしっぺ返しが現実のものとなるように貴方たちは此の愚者を賢者に導き入れる務めが大いにあると思うのです。
是非とも人心を駆り立て世論を喚起させるべく真っ向正論を我らにお示しください。
新聞は社会の公器です。
