老いのひとこと

能登半島の被災地を支援いたさねばならない、些少ながらも銀行へ振り込んだ。

能登の物品を購入し消費することも間接的支援だろうが此の際に能登の名物「のとてまり」を又貰いながら戴いた。

直接購入したわけではないので烏滸がましいことは言えぬのだが一応は間々接支援とでも相成りはしまいか。

ブランド名「のと115」の内格別の高級品を「のとてまり」と称するのだという。

傘16cm肉厚6cmの超上モノと傘12cm肉厚5cmモノ二つだけではあるが身に余る高級食材に有り付けました。

家内の腕の見せ所果たしてどんなレシピにお目に掛かれるのものだろうか楽しみだ。

 

 

 

一番素朴な醤油に付けた照り焼きが素材の持ち味そのもので実に美味い。

何んと云っても天然の香りはマツタケに勝るとも劣らない、肉厚で柔らかい歯ざわりは「陸のアワビ」の異称通りでまさに絶品。

拙者には勿体なさ過ぎましょう。

 

 

 

老いのひとこと

             無断掲載

自公政権が言いたくても言えなかった高齢者の医療費負担を三割にする案を「日本維新の会」は政権の肩を持つように平気で代弁したではありませんか。

 

また、日英伊3国が共同開発した次期戦闘機を第三国へ輸出する問題を自公で協議する中へ「日本維新の会」は強引に割り込んで別途に自民と維新による協議を新たに働き掛けたのだという。

 

何せ対話外交・政党外交を党是とする公明党では積極的推進が覚束ないと踏んでの話なのでしょう。

維新が介入したことで公明は警戒しながらも終には武器禁輸の掟も蔑ろにされ自公維による安倍流の積極的平和外交の復活劇が展開される日も恐らくは近かろう。

 

野党第一党奪取」と「立民を叩き潰せ」を公言して憚らなかった馬場維新さんの党勢が此処に来て少しく立民に凌駕される潮流の変化に顔色を変えて狼狽えなさっている。

「医療費三割」と「防衛策強化」で若年層からの支持を煽り支持拡大に狂奔なされていらっしゃいまする。

 

泥舟と化した岸田政権が或いは若しかして過半数割れの窮地に立たされた折には逸早く維新さんが救いの手を差し伸べて自公政権に寄り添い連立政権に組する手筈を整えられたのです。

自称第二自民党を自認するなら在って然るべし、全然可笑しくはない。

其の為の布石を早々と打って出られと言うことではありませんか。

 

 

斯くなる事態を阻止するためにも立民の躍進に期待するしかないが目下のところ其の妙なる策を立民は持ち合わせていないのは何とも淋しい限りだ。

と言うよりも立憲民主党は連合芳野と共産田村のご両人から足を引っ張られ股裂き状態の様は見るも無残、実に情けない。

此の無様さを解消できずして政権交代を語る資格は毛頭御座いません。

そうでは在りませんか、ネエー泉代表さんよ。

 

此の難解なる数式を解きほぐす素養が君には求められている。

 

理解者とおぼしき古賀茂明氏、尾中香尚里氏らからのお智慧を拝借できぬものだろうか。

 

 

 

老いのひとこと

何の変哲もない在り来たりの西洋菊が畑の片隅に自生する、何年も放置されたままの菊である。

立冬の頃に咲き始め群生する。

無造作に刈り取り荒ら家で倹しく余生を送る、歳を越せば醜く萎れ一生を終える。

処がたったの一輪だけが稀有なる生命力を宿し今も矍鑠とする。

 

立冬のころに咲き始め

Xmasイヴをたのしみ

元旦正月には愛でられ

大寒にも耐え抜き

節分も味わい

ひな祭りにも可憐さを振り撒き

梅の花とも競い合い

尚且つ今も健在だ

 

願わくば桜の頃まで長寿を全うし給え

健気なる愛しの野菊よ

生ある限りを生きよ

生きよ生きよ大いに励め

ちっちゃな生命に誉れあれ

 

 

 

老いのひとこと

陶芸教室の新学期が始まった、やはり喜び勇んでルンルン気分とは参らない。

渋々おずおずとは行かぬまでも緊張感を振るい去ってのお出掛けだ。

あらかじめ今日の課題設定を持参した上での初仕事でしたので少しづつ気分が整って来たようだ。

美大から派遣される講師の先生が上岡さんから藤崎さんに変わった旨紹介された。

相談相手としてなくてはならない存在になる、有り難いことだ。

今日は一輪差しを兼ねた土鈴を作ってみた。

手捻りで半球形を二つ作り其れを貼り合わせるだけの簡単な作業になる。

新聞紙に包んだ粘土玉を入れで繋ぎ合わせるのだがドべを使わずに紐を宛がい塗り合わせる方が好かろうと指導があった。

底の部分の小さな平面を作り上部には空気抜き兼花挿し口を設けてハイ出来上がりだ。

 

土鈴の響きで気分を癒し折々の小花を差して目で愛でれば一挙両得と云えまいか。

老いのひとこと

老いのひとこと

矢張り謙虚に我が身を労り自粛いたさねばならぬことを痛感する。

 

此処二三日は天候ぐずつき肌寒い、上下の雨合羽を纏い耳にはイヤホーンを差しお出掛けだ。

生憎今日は国会中継、辻元さんの質疑を耳でキャッチしながらとぼとぼ傘を差して先を行く。

 

いつになく体が重い草履ばきにも拘らず足元の安定性を欠く足取り更に重い。

動悸息切れこそなかったが体が前へ行かない足元ふらつき尋常ではない体調に気付く。

無理は禁物との弱気がよぎったが強引に石踏み公園に辿り着きいつもの行を果たした。

しばし休んで復調を待つがダメだ、タクシーを呼ぶまでもなかろうと我を張った。

何が何でも転倒だけは避けたい強い意思を鼓舞し傘を閉じ杖代わりに息も絶え絶え懸命に歩みを執り家に着いた。

 

水道水を何杯も呑み干し落ち付いた頃を見計らい罹り付きのお医者さんまで薬を貰いにいく。

案の定血圧が180を越えた、Hba1Cが抜きんじて高く9.0%を告げられた。

 

今日は外的ショックを加えて内からの2つのショックで滅入った。

愈々加齢の怖さを実感することになってしまった。

幸い文を綴れたことは了といたすべし。

 

 

 

 

老いのひとこと

とうとう悪い予感が的中した、ココチモ製ヘッドホン型集音器が欠陥商品であることに気付き潔く返品した。

ココチモはわたしに取りては決して心地よいモノではなかった。

電話のベルのような充電を促す警告音が入るのでたっぷり充電したにも関わらず正味二時間余りで再び警告音が鳴る。

仕様書には連続十時間使用可能とあるにも拘らず此れは一体何事ぞ。

此れは明らかにリチューム電池の不良品に気付く。

一箇年の保証期間があっても電池交換は製造元へ送付し実費3080円と送料は此方持ちと判ってバカ臭くなった。

 

購入者が88歳のボケ老人なら気付かぬだろうと恐らくは返品された欠陥商品を体よく装って売り付けたに違いなかろうとボケ老人はボケ老人らしく勘繰ったのだ。

 

好い気になって代金四万円近くを支払い済みならとんだ騒ぎななったのだが旨いことに未納で在ったので事なきを得て本当に好かったわい。

とかく此の世は油断も隙もない世知辛い世の中なのだ。

 

老いのひとこと

師匠舟田氏から面白いレクチャを受けた。

津田近三の実兄成瀬正居の次女貞は不破彦三家の直系為儀の元へ嫁いだのだという。

そして其処で貞が産んだ為治なる人物が成瀬正居家に養子に入り一応曲がりなりにも名門成瀬家の血統は今日まで存続しているとの説明を聞いた。

ただ此処で話は脱線し彦三大火の後昭和3年に開通した彦三大道りの名のゆかりの人物加賀藩人持組不破彦三と日本共産党の大御所不破哲三氏と或るはヒョイとして何らかの人脈がアリャしまいかと言う話となった。

気になったので調べて見れば本名上田建二郎氏がペンネームに

不破の姓を付けたのはご近所の「不破塗装店」から拝借したもので名前の哲三は自分が鉄鋼関係の仕事だったので鉄三から哲三に改名と云う事で筋違いも甚だしく吹き出してしまった。

長らく日本共産党のトップに君臨された堅物不破哲三さんが

庶民的なユーモラスさを持ち合わせる御方であったとは此れ驚きです。

津田近三の兄上成瀬正居家に関わる不破彦三と時の人不破哲三とは全く無縁の間柄であることが判明してほっと胸を撫で下ろした次第である。