老いのひとこと

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何時ものことながら此の川の近くに来れば訳の分からぬ外国語を呟く。

[MydearGoldfish

プリーズカムバックTome」

我が愛しの金魚たちよ

どうぞ我が身元に帰って来いよ

と口遊む。

その橋のたもとに煙突から煙がたなびく民家がある。

ほんの偶に週末の日に産地直売所が開催される。

極めて細やかに数少ない品々が店頭に並ぶ。

その日は運悪く甘藷が一品だけであった。

正業ではなく若きご夫婦が地域にそれとなく貢献なされているようすがよく判る。

最近はどうしたことか煙にお目に掛かれずこころ寂しい。

ネーミングはご主人だと云う素敵な「空風」そらかぜと呼ぶのだと聞いた。

品格の好い此のイラストも描かれましたかと尋ねれば此れはイタリア人の仲間ですよと云う。

空にはグリーン色の風が吹き抜けるようなとてもクリアなお店で在りました。

300円のさつま芋を頂戴した。