老いのひとこと

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          近吾の木

 

有り難くもかたじけない、早速F氏より「カナメモチ」の木じゃありませんかの応答に接し嬉しい限りだ。

バラ科の植物で新芽は紅色をさし初夏に白い花を咲かせるとある。

葉の縁には細かい鋭き鋸歯を有するという。

此の「ヒサカキの木」の真横の木はまさに正真正銘「要黐(かなめもち)」の木に違いはなかった。

ところが問題は我が家の「近吾の木」も同じく此の「カナメモチ」に違いなかろうと検証いたせば葉の形容はすべすべしていて何処にも棘はない。

これは明らかに「近吾の木」は「要黐」の木には非ずして全くの別物なりと判明した。

調べればどうも「モチノキ」らしい。

新芽は薄緑にして葉にはギザギザの鋸歯はない。

確認いたせば間違いなく此の「近吾の木」は

「黐の木」なりと断定した。

大昔に鳥もちで悪戯をしたあの「鳥黐(とりもち)」をば此の木の樹皮を材料に作り出すのだと云う事を此の齢にして始めて知った。

「近吾の木」が「鳥黐」と重なり合いくっ付き合って些かイメージがしっくりこない。