2022-09-21 老いのひとこと 全身に擦傷を帯びた満身創痍のポンコツ車を車検に出した。 もうとっくに御国へ免許証を返上すべき身柄ながら執念深くももう少し乗ることに決めてしまった。 当然のことながら代車が宛がわれた。 身柄身分に相応な車を想定したのだが何んと新車同然の新型モデル車が御出迎えして呉れたではないか。 成る程キー其の物は在るものの其の用を足さない、第一挿入箇所がない。 ブレーキを踏んでボタンを押せば始動する最先端技術に魂消る。 ハンドルを握るが高級感が迫り来て全身がビビる、ある種の恐怖感に襲われる。 やはり齢を取りました急変した状況変化に順応する適応能力が物凄く低下したことを実感する。 家に着いたが車庫入れがおっかないまるで覚束ない。 其れこそ緊張のあまり二つのペタルの踏み違えを意識するあまりバックからの車庫入れ操作ができないではなか。 忍び寄る我が身の身体能力の衰退に戦慄をおぼえた。