2022-10-19 老いのひとこと 待ちに待った予算委員会がようやく始まった。 「七人の侍」ならぬ「八人の侍」たちが現下の惨憺たる国情にくさびを打ち込むべく論陣を張った。 まだるっこい「提案型」布陣を逸早く切り替え明らかに従来からの「対決型」へと一気に衣替えをした感を強めた。 畳み掛けるように一気呵成に攻め立てる其の形相には迫真の本気度を垣間見た。 ネクストキャビネットの階さんが現役の財務金融相を対決し挙句の果てには黒田日銀総裁の異次元緩和の失政への引責辞任を迫るあの場面は何んと云っても圧巻だった。 新渡戸稲造の武士道精神にちなんで自ら腹を切ってはどうかと迫ったが彼はそれを拒んだ、此の真剣勝負には自ずと息を呑んだ。 直ちに今すぐにでも統一教会本部への解散命令を決意すべきと山井・長妻さんらが岸田総理を説得するが相変わらず此の御方は聞く耳の持主では無いことがよく判った。 地獄の苛みに悶え苦しむ被害者の断末魔の叫びより何かしらこの統一教会へのやましい思い入れが優先しているように思えてならなかった。 此の総理は決断力の乏しい非情の人のように思えて仕方がない。 山際・寺田・秋葉の脱税三閣僚が火の車に乗せられる様子がテレビに克明に映し出された。 一流大学を出たとてこの様な人物が国政を担いのうのうと大臣の椅子に座り居るとは呆れてモノが言えない。 藤岡・後藤さんを始め「八人の侍」たちが弱気を助け強気を挫き世相を正し人心を一新させようと渾身の力で奮励し奮闘される姿がとても印象的だった。 視聴が長時間に及ぶも退屈はしなかった。