老いのひとこと

陶板に文字を入れる、何度か試みたが全て刃物で以って抉り取る、呼んで此れを陰字とか凹文字と云うらしいが手数が少ないので専ら此の方式を執ってきた。

今回は始めて陽字もしくは凸文字方式に切り替えて試みてみた。

手数が掛る、数倍も十数倍も厄介だし根気がいる、手先の器用さが求められる。

今回は陶板の上に切り抜いた文字をドべにて貼り付けるだけの作業で済んだのだが正式のやり方ならば文字の部分を浮き彫りにする高度の技法があるのだという。

 

次回は此れに挑戦しなくてはならない。

何れにしろ反りを来たしたら台無しだ。

反らないように蓋を被せて重しを置いた。

 

力作「七ころび八おき」は作業場に置いて来てしまった。