老いのひとこと

何ら症状がないのに殊更医者へなんか行きたくはない、薬が切れるので止む無く行かざるを得ない。

幾ら薬に不信感を抱こうとも流石全面的に薬を拒否する勇気も度胸も持ち合わせない典型的な天の邪鬼だ。

5週間分が切れそうになれば口惜しいけど参らざるを得ないことになる。

先ずナ―ス室で血圧を測る、169在りますがもう一度測りますハイ深呼吸で計れば147に下がる、ヤレヤレと一安心。

強か待たされ診察室に入ればヘモクロビンは0,1下がってますが血圧が高いですなあ、脳卒中になれば後の祭り、本人よりも介護のために多大な負担を家族に齎しますぞ。

此の際、薬の追加をお勧めしますが如何ですかと詰問されるが即答を避け沈黙する。

わたしの脳裏には和田秀樹学説が複雑に去来した。

まさか和田学説で反論いたすわけにも参らず帰り際にお薬の件はもう少し検討させてくださいと告げた。

医師からは強要するような素振りはなかったので安心した。

 

老いも若きも猫も杓子も一緒クチャにして2000年に制定された日本高血圧学会の基準値設定(140~95)に果たしてどれ程の信憑性が在るのでしょうか。

三者機関による科学的検証が在って然るべし。

むかしの俗説「年齢+90」に対する医学的検証も如何なものでしょうか。

 

製薬会社の利便に供するような見え見えの薬の強要は如何なものだろうか。

益々薬漬け医療への不信感が募る一方だ。