老いぼれの独り言

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歩道を自転車を走らす。
何時も“飛び出し注意”を意識しながら走らす。
狭い小路から一旦停止することなく自動車が出てくることがある。
大きいのより小さい車であり、大方は女性ドライバーだ。
こちらが恐縮した素振りをしないと逆に向うの方が異様な眼つきで睨み返してくる。
歩道に車を止めて平然とお仕事をなされている。
そして、わたしの自転車が邪魔だと云わんばかりにやはり睨み返される。
然すれば心中穏やかならず時にはムーとせざるを得まい。
 
先日、薬師寺展へ行った。
館内のいたる所で『空』の教えを授かった。
今日の大空のような広いこころ、
高く澄み切ったこころ、
細かいことに拘らないこころ、
感情に捉われないこころ、
素直で真っ直ぐなこころの在り様をあっちでもこっちでも教え諭された。 
邪悪で邪鬼のようなこころは四天王様に踏み躙られましょう。
 
帰りの道では、決してムーとならずに心穏やかにペタルを漕ぐことだけに専念致しました。
 
未だこの齢になっても意識することなく為すが儘に自ずとそうなる域には至って居りませぬことは情けない限りなのです。