老いぼれの独り言

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扇台小学校の卒業式に臨席した。
 とても素晴らしい卒業式でした。
 言うに言われぬ大きな感動を頂きました。
 惜別の情が昂ぶっただけではない。
 卒業する一人一人がみな等しく、今日の日の自分の姿を堂々と誇らしげに表現していた。
 その健気でいじらしい姿が実に凄かった。
 少なくとも、あの舞台に上に立った彼らには落ちこぼれも優等生も居ない、いじめっ子もいじめられっ子も居なかった。
 子どもたちみんながみんなを支え合い助け合い励まし合いながら高め合った悦びを舞台に上で怒声に近い大声で爆発させた。
 体育館の天井が吹き飛ばんばかりに大音響が轟いた。
今巣立つ67名が一斉に裂帛の気合いで唱和した。
『ありがとう』
『さようなら』
の連呼が耳を劈いた。
 
 悦びと感謝の気持ちを彼らなりに精一杯力一杯発揮した証しだ。
 主人公の卒業生はもとより式場の多くの者たちが感涙に咽んでいた。
 まだまだ捨てた物じゃない。
 少なくとも、此の光景は此の小学校の「教育実践の勝利」に違いない。
 そして、この現象が日本国の教育の真なる再生に繫がっていってほしいと強く願った。