老いのひとこと

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安倍総理の施政方針演説に対する代表質問が始まった。


 先ず口火を切って岡田さんが民主党を代表して登壇された。


 岡田さんは民主党を代表すると云うよりもむしろ国民を代表する弁士であると云えるのです。


 国民に代わって岡田さんは安倍総理に質問されているのです。


 NHKは性能抜群のカメラレンズで衆議院本会場を隈なく捉えていた。


 野党党首の闘魂あふれる凄まじき形相の右斜め後ろに総理の姿を的確にとらえていた。


 例によって例の如くお口をもぐもぐ答弁書に目を通されるお姿が映るのです。


 意地悪な見方をいたせば、あれは黙読ではなく音読に近かろう。


 或いはひょっとして全国の何処かの学校で社会科の生きた教材としてテレビ鑑賞を致していないとも限らないのです。


 純真無垢なる彼らは此の光景を如何様に捉えますことでしょうか。


 道徳科設置の御当人なら一番敏感にお判りのはずだと存ずる次第なのです。


 岡田さんにも物申す。


 何故あなたは斜め後ろの総理に向って苦言を呈し諫言に及ばなかったのか。


 真摯に私の質問に耳を傾けてほしい。


 此れは国民の声なき声ではなく国民の生の声なのだと声を大にして訴えてほしかった。


 


 国政は三文役者の芝居ではない。


 質問の応酬はする方も受ける方も真剣勝負であってほしい。


 両者の意気ががっちり噛み合ってこそ「合気」の国政劇が成立するのでしょう。


 下手な芝居だと観衆が白けるし第一国費がもったいない。


 


 実は、昨晩TBSの時事放談にて野中広務氏を拝見し大きな驚きをいただいた事を申し添えたい。