老いのひとこと

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先だってはバス車中にて過分のことばを戴いたわたくし制作の陶板表札を展示する会場へ行ってきました。


十一屋にある福祉いきがいセンターは大通りからは少し奥まった箇所に在りました。


市内の各養護施設からの出品の作が所狭しとあまた陳列されていました。


みな夫々選りすぐりの秀作揃いで只々圧倒されるばかりでありました。


どうしたことか、かつて若かりし頃に剣道の昇段審査に臨んだ時のことを思い出してしまいました。


並み居る連中がみながみな強者猛者に見えて立ち会う前にビビッていたことをつい昨日のように思い出すのです。


此処は決して覇を競い合うコンテストの場ではない事は重々承知するもののどうしても他者と比べているのです。


不思議な習性の持ち主なのです。


優越感かそれとも劣等感のいずれかに我が身の位置づけを為している。


嫌な性分ではないか、犬や猫の類いと何ら変わりはない。


犬畜生にも劣るさもしく嫌らしい性根ではないか。


幾ら齢を重ねても此のザマか。


 


つくづくと我が作品に目をやれば何処となく品位がない、至って野暮ったく田舎臭い。


此の作品に気品と云う付加価値を此れ以上望むとすれば如何がいたせばよろしいものか。


それは出来ぬ相談だということになりましょう。


にも拘わらず過分のお言葉かたじけなく恐縮致すばかりです。