さんとの会談にみな固唾を呑んで見守る。
北東アジアの平和がようやく訪れ朝鮮戦争に終止符が打たれる。
少なくとも名実ともに「戦争」の文字が此の世から消去する記念すべき六月十二日に期待する。
それは淡い望みかも知れないがみな望みを繋いだ。
北鮮は三人の米国拉致被害者を解放した。
一歩も二歩も前進したと喜びを共にした其の矢先に今朝悲報を聞かされてしまった。
南北閣僚級会談を北は一方的に破棄したと云う。
米韓合同軍事演習への抗議のサインだと云う。
良識ある大人の対応なら当然自粛して当たり前の配慮ではなかろうか。
余りにもトランプ・文両大統領は無神経過ぎはしまいか。
此の両人の常識を疑う。
此の両名の本気度が全く解せない。
確かに腫れ物に触るようなものだが其の腫れ物に触って平然とする此の両国なら和平が消し飛んでも仕方がない。
追い打ちをかけてリビア方式を高圧的に強要するとの米高官発言が流れる。
況してや不可解にも本日午前のある時点で突然ジェイアラートの試験音波がけたたましく鳴り響いた。
静寂を破って住宅地に轟音と共に響き渡った。
学習中の小中学生にも間違いなく届いた。
「北朝鮮がミサイルを発射したぞ」「悪魔が来たぞ」それ身の安全を取れと国を挙げて緊急指令を発したも同然ではないか。
嘆かわしい限り、悲しいですよ。
此れこそ悲報であり凶報と云ってもよい。
和平工作を壊すのは誰かが直ぐ分ってしまう。
良識あるものなら良識ある忖度を為して然るべしと云いたい。