老いのひとこと

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手持ち無沙汰にかこつけて写経を試みてみた。


大反れた動機など在ろうはずがない暇に任せて筆が動いてしまったまでだ。


二三年前に一度お勉強した事のおさらいになりましょう。


 


幾ら暇つぶしと云えど何がしかの御利益が在ろう筈だからそれらを捜してみました。


 


*まずは姿勢がよくなる猫背では字は書けない。


正座の姿勢を保てば少しは忍耐力も付きましょう。


 


*もともとお習字は嫌いではない此れを機会にお習字のお稽古が出来そうです。


 


*何と言っても雑念を払い字を書くことに集中し無我の境地とか没我の境地を体得できる。


 


*下手糞であっても構わない何かを夢中になって制作すれば創造の歓びを得られます。


 


*最後まで仕上げれば達成感と同時に自己充実の気分を味わえましょう。


 


*今を生きるわが身の生命を実感できます。


 


*何故かしら雄大なる鋭気を養うことが叶ったような気持ちに為れます。


 


*物事の真理に近付きちょっとだけ触れたような気分に為れる。


 


*高邁なる真意は能くわからないがほんの少しだけ般若心経の哲理に近付いたような気に為れる。


 


*天に御座す閻魔さんが目を細めて呉れたようです。