県民大学の大学院市民開放講座に顔を出す。
表題が「砂丘海岸を一変させるオニハマダンコン」とある。
何かしらあの大根と関わりが在ろうことかと拝聴する。
結論的には無さそうであの太くてみずみずしさは此の鬼浜大根にはないらしい。
あの大根が野生化したと云うハマダイコン(浜大根)とも別種の植物だと云う。
早晩、地球規模に広まることを先生は危惧される。
海流に乗って種子が伝搬されたのだという。
何せ在来の海浜植物を総なめする勢いで脅威の繁殖を繰り返す。
恐らくは沿岸流がもたらしたものらしいと推測された。
と同時に聴衆に呼び掛け繁殖が南下した要因として何が考えられようかと問い掛けられた。
風ではなかろうかとの発言もあったがわたしは鳥の糞の種子散布力は棄て難いと直感した。
でも老いぼれの新参者が出る幕ではなかろうと躊躇しました。